SALTY LIFE by neko015

~手作り布小物と歌の日々~

Tiger Mother

英会話の先生、Kassandraが「これ知ってる?」と一冊の本をわたしの前に差し出しました。
見ると大きな字で“Battle Hymn of the Tiger Mother”と書いてあります。


これは、イエール大学法科大学院の先生をしているAmy Chua(蔡美児)女史の自伝的エッセイ。反復訓練で何とかなる知的能力のトレーニングを最優先に、母親が厳しく子供を躾けるべきだという中国式教育について書かれており、ベストセラーになりました。

話題になったのは、その方法があまりにも過激で極端だから。
具体的には
(1)sleepover(誕生パーティーなどでの友人宅でのお泊り)の禁止
(2)playdate(友人宅を訪問して一緒に遊ぶ)の禁止
(3)全ての主要教科でトップを取らせる
(4)バイオリンとピアノを毎日3時間練習、他の楽器は一切禁止
(5)学校主催の演劇プロジェクトへの参加を禁止、その理由を質問するのも禁止・・・・・など。

知的能力のトレーニングを積極的に行うという発想はアジアではそんなにめずらしくはないけれど、ここまで徹底していると日本人のわたしにもびっくりです。
まして、西洋のお母さんたちにとっては・・・それはもう、まさに鬼のような母親像に感じることでしょう。
でも、彼女の言っていることには納得できるところもあり、だからこそ、今年の初めころからアメリカではTiger Motherという言葉は流行語となり、その是非について大論争が起こったわけです。


さて、わたしはというと。

そういえばテレビのニュースでTiger Motherというテロップを何度か目にしたことがある、と思い出しました。
でも、その時は意味がよくわからず、スルーしていたので・・・
今日Kassandraに「知ってる?」って聞かれたときに、こう答えてしまったのです。

「えーっと・・タイガー・ウッズのお母さんのこと?」


穴があったら入りたい・・・*_*;