SALTY LIFE by neko015

~手作り布小物と歌の日々~

函館訪問 その2

函館に行ったら行ってみようと思っていたのが箱館奉行所
住んでいたときはずっと工事中で、4年かけて2010年にようやく完成したのです。


箱館奉行所は、幕末の箱館開港によって設置された江戸幕府の役所です。
もともとは箱館山のふもとにあったのですが、港湾から近く防備上不利であったことなどから、もっと内陸のこの地に移すことになったそうです。
箱館奉行所の復元は、当時の姿をできる限り再現することを目標とし、全国から結集した宮大工などの職人による日本伝統建築の匠の技により、その構想から約20年もの歳月を経て完成したとのことです。





入り口で靴を脱ぎ、中を見学できます。
まだ新しいこともあり、木と畳の良い香りが漂い、なんだか気持ちが落ち着きます。

襖を開け放つと72畳の広さになる大広間。
こちらでは年中行事などが執り行われていたそうです。
奉行所のなかでも格式の高い部屋だそうで、かなり忠実に復元されているとのことです。
なんだか、高級旅館のようでした(笑)














畳の廊下。
Oh!日本!!って感じです^0^
松の植えられたおもてをのぞむことができます。















このたび復元されたのは奉行所庁舎全体のおよそ1/3にあたる部分で、写真の白い線は復元されていない部分を図面をもとに記しています。
なんでも、庁舎全体を当時のとおり木造建築として復元することは、現在の消防法などの関係上、難しいんですって。





五稜郭と箱館奉行所の歴史を解説するコーナーも楽しかったです。
タッチパネルや映像でわかりやすく紹介されていました。
これは、幕末に関係する人物のオブジェをパネルの前におくと、その人物の情報が画面にでてくるというもの。
なんか面白い〜^0^
修学旅行らしき小学生の一行も、楽しげに見学していました。





ちゃあんと葵の御紋が。
江戸幕府のお役所だったんですねぇ・・・しみじみしてしまいました。











奉行所がある五稜郭は四季を通じて美しい場所です。
春は桜が有名ですし、初夏には藤も見事なんですよ。
秋口にはお堀に蓮の花が可愛らしく咲きます。
冬は凍ってしまうお堀のうえを、カモが歩いている姿も微笑ましいんです。
お堀の周りは1周約1800m(だったかな?)で、たくさんの人がウォーキングやジョギングを楽しんでいます。
わたしもよく走ったなあ〜^_^ 










マンホールのふたも函館仕様でかわいいのです^0^
函館山のふもとのほうにいくと、カラーバージョンもあります。












意外に時間が足りなかった!というのが今回の旅の感想です。
もっとゆっくり見たかったところがたくさんあったなあ、と思えることは幸せなことです^_^
空港までのタクシーのなかで、運転手さんとお気に入りの地元の温泉について語ったのも楽しかった*^_^*
運転手さんが、「北海道のなかで函館が1番住みやすいんでないかなあ」とニコニコ話されていたのが印象的でした。

たくさん買ってきたお菓子を食べながら、次はレンタカー借りようかな・・と次回の函館訪問に思いをはせるわたしです^_^