SALTY LIFE by neko015

~手作り布小物と歌の日々~

ホエールウォッチングに行ったよ

かねてより行きたかった、ホエールウォッチングツアーに参加してきました。
ロングワーフから高速船でStellwagen Bank National Marine Sanctuaryを目指します。
クジラが見られるこの海域まで片道およそ1時間半かかる長旅ですが、気候の良いこのシーズンは海風も心地よく、景色を楽しみながら向かいました^_^


いよいよクジラの見られる海域に到着。
見えてきました!あちらこちらで潮を吹いています!
クジラの姿が見られる目印は、鳥たちが集まっているところ。おびただしい数のカモメが一ヶ所に集まります。
クジラを発見すると、ガイドさんが「○時の方向にいます!」と時計の針で方向を教えてくれました。






結構近くで見えましたよ〜〜
でも、突然あらわれてはすぐに消えてしまうので、写真を撮るのはとても難しかったです>_<;
全体像が見られるわけではないので、いまいちリアルな大きさなどはイメージできなかった。











このしっぽ(尾びれ?)を見ると、「クジラだねぇ〜!」と妙に納得します(笑)












人間の指紋がひとりひとり違っているように、クジラのしっぽの部分も一頭一頭違うらしく、そこで個体を識別しているらしいです。
それぞれの個体に名前もついているんですって。









今日はガイドさんによると、「こんなにたくさんのクジラを見られるのはめずらしい!」というくらいラッキーな日だったそうです^0^
この海域にとどまったのは30分程度でしたが、とても貴重な経験でした。





実は午前中、英会話の先生と日本の捕鯨について話をしました。
多くのアメリカ人にとって、日本の嫌いなところのひとつは、クジラを殺すことだそうです。
日本人のわたしであっても、日本が捕鯨を続ける真の理由はわからないのですから、ほかの国の人からみたらなおさらでしょう。
捕鯨に関わっている人々にとっては、昔からの伝統であったり、地域や生活を支える大切ななりわいなのでしょうから、この問題をみんなが納得するように解決することは簡単ではないと思います。
ただ、先生が言ったこの言葉には考えさせられるものがありました。
「北欧のなかにも捕鯨を続けている国はあるけれど、彼らはその理由を堂々と表明している。(食用だったり、我が国の伝統である、など…)その理由が正当かどうかは別として、その態度は正直で誠実であると認めることができる。
でも、日本は『調査のため』を繰り返すばかり。日本にとって、クジラの調査って本当に必要なことなの?わたしたちはそういう日本政府の対応が不正直で信用できないと感じるんだ。」


こんなやりとりをしたあとでのホエールウォッチング。ちょっと胸の奥がうずく複雑な気持ちにさせられました。