SALTY LIFE by neko015

~手作り布小物と歌の日々~

Bonsai

夫が「Bonsai Gardenに行ってみたいんだけど。」と言ってきました。
何でも、近年欧米ではBonsai(盆栽)ブームが高まっているとか。日本と諸外国との文化交流に関心がある夫としては、是非足を運んでみたい!とのこと。
もともと植物には関心があるわたし、二つ返事でついていくことにしました^_^


ボストンから車で1時間ほど走った郊外に、そのお店はありました。

30年ほど前から営業されているそうです。
もともとはもう少しボストンに近いところで営業されていましたが、20年ほど前にこちらに移ってきたとのこと。オーナーさんは日本人です。


アメリカののどかな郊外に突如現れた、和チックな空間^0^


店内(ビニールハウス)には、まさにBonsai(盆栽)が並んでいました〜♪
ハウスは8つあり、トロピカルタイプ、落葉タイプ、インドアに向くもの、ちょっと管理が難しいもの・・・など、特徴別に展示されていました。


こんなWow!Wa(和)!!な素敵空間も*^_^*


1984年に、「The Karate kid」という映画がアメリカでヒットしたことを受け、Bonsaiブームが起こったそうです。
以来、多くのアメリカ人に楽しまれているとか。
日本では、盆栽はいろいろなしきたりやルールがあって、ちょっと敷居が高いものですが、こちらでは細かい型に縛られることなく、若い人も気軽に楽しめるものとして、広まっているんだそうです。
確かに、若い人も見に来ていましたよ!彼らは、アートとしてBonsaiを楽しんでいるようにお見受けしました^_^
自由にBonsaiを楽しむ。だから、こんなものもBonsaiになっちゃいます。



















アイビーとローズマリー^_^
小さな木のように盆に仕立てれば、立派なBonsaiです。


日本に比べて、ニューイングランド地方は乾燥しているので、管理が結構難しいのだそうです。
冬の間は暖房のため、特に室内乾燥が激しいので、冬の間はお店に預ける顧客も多いそう。
みんな大事に大事に、自分のお気に入りを育てているんですね^_^
オーナーさんいわく、「ペットのような感覚なんです。だから、きちんと世話(管理)をする自信がない人は、やらないほうがいい。」



盆栽は基本的に、大きくなろうとする木の自然な成長を「コントロール」して、自分の好みのかたちに仕立てるものです。
ただ、「コントロール」といっても、木にストレスをかけてはいけません。それでは木は枯れるか、枯れないにしても本当の美しさは引き出せない。
木がストレスを感じないように、十分に気を配り、心地よくいられる状態をキープしてあげながら、そのうえで時間をかけて自分の好みのかたちに導いていく。そんな作業なんだそうです。


これには夫、目からうろこだったようです^_^;
まさかそんなに手をかけなければいけないとは思っていなかったようです。
植物を育てるのはほとんど初めてなので、何を選んだらいいのかもわからなかったくらいですから・・・
(置き場所の環境に合った木はどれか?とか、条件をいろいろ考えてしまうようなのです^_^;)

見かねて、「自分が、“このコ好きだ!”と素直に思える木を選んだらいいんだよ。」とアドバイスして、ようやく決めたひと鉢^_^
オーナーさんが丁寧に、今後のお世話の仕方をアドバイスしてくれました^_^




Bonsaiのことも、夫のことも(笑)、いろいろわかった一日でした^_^
関心・観察・適切な行動・そして何より愛情!
相手が植物でも動物でも、もちろん人間でも、同じです^_^


それにしても、今秋には帰国予定なのに。
夫、どうしても欲しかったのね(笑)


New England Bonsai Gardens http://www.nebonsai.com/mm5/merchant.mvc