本・本・本

今年最後の更新は、読んだ本の記録にします。
のんびり怠け主婦のわたしには、本を読む時間がたくさんありました。感謝です。
わたしは基本的に難しい本は読みません。推理小説やいわゆるミステリーも好きではありません。好むのはもっぱら、優しい言葉でつづられた、気持ちが優しくなるような小説ばかりです。図らずも女流作家の作品が多いようです。
時代のせいなのか、自分に余裕がないのか・・・昔は重松清や伊坂幸太郎なんかも好きだったんだけど、最近は重すぎて>_< ちょっと敬遠気味です。
どんな本を選んでいるかで、そのときの自分の心理状態がわかるのもちょっとおもしろい^-^

さて、最近読んだ中で面白かったのは、『ぼくのメジャースプーン』。

ぼくのメジャースプーン (講談社文庫)

不思議なある「力」をもつ少年が、悲惨な事件に巻き込まれて心が遠くにいってしまった幼馴染のふみちゃんのために、いっぱいいっぱい考えて、ある決断をするお話・・
優しい語り口調で進む物語に、あっという間に引き込まれてしまいました。
穏やかさのなかに凛とした強さを感じさせるような作品です。ぜひ、読んでほしい！
作者は『鍵のない夢を見る』で第147回直木賞受賞をした、辻村深月。
他の作品もぜひ読んでみたいです。

真夜中のパン屋さん 午前0時のレシピ (ポプラ文庫)

大沼紀子著『真夜中のパン屋さん』、略して『まよパン』^-^
こちらも現在はまっております♪　タッキー主演でドラマ化が決定だとか。
この本は、実はいろいろな問題を提起しているのですが、あくまでも前向きに話がつづられていくところがいい。
読んだ人が自分のペースで、作品に向き合える優しさがある作品です。
登場人物ひとりひとりが大変魅力的で、読み終わったあとはとってもパンが食べたくなりますよ（笑）
最新刊は『真夜中のパン屋さん 午前二時の転校生』。
今手元にありますが、わたしのお正月のお楽しみのひとつです*^-^*

次に紹介するのは、好みが分かれるところかな？

偏差値70の野球部〈レベル1〉難関合格編 (小学館文庫)

中１の二男が読むのにちょうどいいかな？と買ってみたんですが〜〜
わたしがハマってしまいました（笑）
中学で全国2位までいった野球少年が、ある問題で試合に出られなくなり、野球で有名な「海鵬（かいおう）学園」に入って高校で再び野球をがんばろうとしたのに、入学した高校はなんと東大合格者数日本一の秀才学校、「海應（かいおう）高校」だった・・！
な〜んて、冗談みたいなお話で始まります。
でも、中身は意外と軽くないですよ。逆に、中1の息子にはちょっと難しいかな〜というくらいです。
この小説でおもしろいのは、東大に1番近い高校に通う生徒のセリフひとつひとつです。
特に、中心となる天才女子高校生「ヒカルさん」のセリフ。
普段、当たり前だと思っていること、価値観やセオリーが本当に正しいのか？
・・んっ？？ってちょっと立ち止まって考えたくなるような、そんなセリフがちりばめられています。
ただ、この小説は4巻完結なのですが、1〜2巻あたりまではそうとうイライラする展開になっています^-^;
でも、最初は主人公に感情移入して読んでいたのに、3巻以降はヒカルさん側に自分がたっていることに気付いたときのおもしろさ。
小説のできとしては、まだまだ突っ込みどころ満載の未熟な部分があることも否めないので、人によっては好きではないかもしれませんが、もし興味を持たれた方がいましたら、ぜひ、最後まで読んでみてください！

今日も本屋さんにいきまして、お正月に読む本を買い足してきました^-^
来年も本貧乏になりそうです^-^;
今日は二男にぴったりの本を見つけました！

ズッコケ中年三人組age47

ズッコケシリーズ大好きの二男^-^
読み終わったら次、まわしてもらおう♪

さぁ、あと数時間で2012年もおしまいです。あっという間の1年間でした。
お世話になったみなさま、どうもありがとうございました！
来年も仲良くしてください！よろしくお願いいたします*^-^*
来る2013年が皆様にとって素晴らしい年となりますように！